Forever you [日記・エッセイ]
今年の酷暑。私の同級生のお母さん2人、ご近所の人・・・患ってはいたものの、立て続けにお亡くなりになりました。
うちのママりんも、暑さ負けで、7月から8月にかけて3回ほど更年期障害に伴う自律神経失調で寝込みました。
そんな私も大好きな夏なのにバテバテで、何かと楽しむどころではありませんでした
そして、昨日。。。
大切な友達を亡くしました。
犬のジョンです。
先週?先日?の金曜に調子が悪くなったのですが、何度か経験している事なので1日様子を見ました。
いつもなら2日目には、ちょっと回復の兆しが見えたり、現状維持なのですが、今回は酷くなりました。
それで、かかりつけの獣医さんに診てもらいました。
注射を打ったり薬を出してくれましたが、15歳という年齢や睾丸部分に出来た腫瘍の状態などから、覚悟をした方がいいとそれとなく言われました。
夏からの様子を見ていると、それは“やっぱり”って感じで、両親も私も同じ理由から“今回はダメなんじゃないか”とは感じていました。
だから一層、覚悟をしよう!と言い聞かせていました。
でも。。。
イザとなったら、理屈で割り切れるもんじゃありませんでした。
ジョンは、私が病気になって元職を退職して実家に戻った時、両親が(私が住む建物は実家とは別敷地で、当時兄宅もなく、ポツンと建っていた)番犬と、私の気を紛らわせて欲しいという願いを込めて買ってくれた犬でした。
“飼うならオス”とオヤジが決めていました。なので、付き合いのあるブリーダーさん宅にその時期に産まれた唯一のオスだったから選択の余地なく・・・。
でも、最初私は不満でした。
だって、顔がカールおじさんみたいなんだもの
(もっと、可愛い犬が欲しいぃ~~~(^_^メ))そう思いながらもお金を出して買ってくれるのに文句も言えず^^;
コトコトと車に揺られて我が家にやってきた生後3カ月の柴犬。
両親とあーだこーだ言いながら、結局はオヤジの一言で決まった名前・・・本当の?名前は“ジョン万次郎”でした。でも、人前で呼ぶのは恥ずかしいから、通称“ジョン”になったのです。
それから。。。
足腰を強くしようと、“ここまでおいで~”とチビジョンを走らせて・・・耳をペコペコ揺らしながら私だけを見て走って来たジョン。
夏はかき氷を、冬は肉まんを分けあって食べて。
気分が塞ぐと日向ぼっこをしているジョンの傍らに佇んで取りとめのない事を話し掛けて。
散歩をしながら私が泣いていても、飄々として歩いているジョン。
車のエンジン音を覚えて、私がどんなに遅く帰宅しても・・・目をしょぼしょぼさせながらも・・・小屋から出てきてお座りをして迎えてくれた。
売られた喧嘩は買うけど、負け知らずだった。2匹から同時に踊りかかられてもちゃっちゃっと片付けて、思わず「よし、それでこそうちの犬だ」何て私の方が仁王立ちしちゃったり^^;
用がない時に小屋を覗きこむと、きょとんとした顔で見詰めいていた。
私の脇の下に潜り込んでジタバタするのが好きだった。
たくさんのたくさんのジョン。。。
最後は、私が目を離したほんの10分の間に息を引き取った。
10分に後悔している私に、ひろちゃんが言った。
「犬や猫って、死に様を見せたがらないって言うでしょ?ジョンはゆうちゃんに最後の姿を見せたくなかったんじゃないかな。余計に悲しくなるから。きっと、おねえちゃん一人にしてくれてありがとう、そっと逝くよって、ゆうちゃんが離れた時を選んだんじゃないかな」
それでも、涙は止まらなくて。
泥だらけで鼻水を流しながら亡骸を抱きしめていた。まだ温もりが残っているのが、良かった様な残酷の様な。
ひとしきり泣いてちょっと落ち着くと、ひろちゃんがいつも子供達に話す口調で・・・
ひ「毎日朝と夕方と2回散歩に連れて行ってもらえた」
ゆ「うん」
ひ「毎日2回、美味しいご飯も食べさせてもらえた」
ゆ「うん」
ひ「いつも具合はどうかな?って気に掛けてもらえて、悪い時には直ぐに病院に連れて行ってもらえた」
ゆ「うん」
ひ「寒い時期には小屋にカーテンを張ったり」
ゆ「うん」
ひ「飼ってもらっても粗末にされちゃう犬も多いのに、それだけで、ジョンは幸せな犬だったよ。そうやって15年も家族でいられたジョンは本望だったよ」
ゆ「うん。・・・もう、私はジョンがいなくても頑張れってことなのかな?」
ひ「ううん。頑張ろうって思わなくていいの。良く言うけど、ジョンはずっと心の中で生きているでしょ。ずっとゆうちゃんと一緒だから、同じゆうちゃんでいいの。無理もしないで。ジョンが見てる場所がちょっと違うだけだよ」
・・・うん。ありきたりの言葉の様だけど、ありきたりに言われる意味が分かる気がした。
そうやって、ひろちゃんに元気付けられ、ちゃんと話せるようになった時、今まで飼った動物は庭などに埋葬してきたけど、さすがにジョンには動物嫌いのオヤジも愛着を感じていたらしく、「●●のペット霊園に連れて行こう」と言ってくれました。
そして、今日。
で20分位の所にあるペット霊園に弔いをお願いして来ました。
オヤジと二人、お線香をたいて手を併せて・・・
最後に棺の中に、好物の一つのチーズを入れてあげました。
本当のサヨナラでした。
お疲れ様、そしてありがとう。
私は楽しくて、幸せを感じさせてもらえた15年だったけど
ジョンは本当に幸せだった?うちに来て良かった?
そう信じたいよ。
ずっと忘れないから、ジョンもずっと見ていてね。
今日のおまけの歌は、嵐の「Beautiful Days」です。
♪夢の中でしか 僕ら 永久にもう会えない♪
♪悲しみを分けあって涙の数減らすより 喜びを分かち合えない方が辛いね♪
とかね・・・
うちのママりんも、暑さ負けで、7月から8月にかけて3回ほど更年期障害に伴う自律神経失調で寝込みました。
そんな私も大好きな夏なのにバテバテで、何かと楽しむどころではありませんでした
そして、昨日。。。
大切な友達を亡くしました。
犬のジョンです。
先週?先日?の金曜に調子が悪くなったのですが、何度か経験している事なので1日様子を見ました。
いつもなら2日目には、ちょっと回復の兆しが見えたり、現状維持なのですが、今回は酷くなりました。
それで、かかりつけの獣医さんに診てもらいました。
注射を打ったり薬を出してくれましたが、15歳という年齢や睾丸部分に出来た腫瘍の状態などから、覚悟をした方がいいとそれとなく言われました。
夏からの様子を見ていると、それは“やっぱり”って感じで、両親も私も同じ理由から“今回はダメなんじゃないか”とは感じていました。
だから一層、覚悟をしよう!と言い聞かせていました。
でも。。。
イザとなったら、理屈で割り切れるもんじゃありませんでした。
ジョンは、私が病気になって元職を退職して実家に戻った時、両親が(私が住む建物は実家とは別敷地で、当時兄宅もなく、ポツンと建っていた)番犬と、私の気を紛らわせて欲しいという願いを込めて買ってくれた犬でした。
“飼うならオス”とオヤジが決めていました。なので、付き合いのあるブリーダーさん宅にその時期に産まれた唯一のオスだったから選択の余地なく・・・。
でも、最初私は不満でした。
だって、顔がカールおじさんみたいなんだもの
(もっと、可愛い犬が欲しいぃ~~~(^_^メ))そう思いながらもお金を出して買ってくれるのに文句も言えず^^;
コトコトと車に揺られて我が家にやってきた生後3カ月の柴犬。
両親とあーだこーだ言いながら、結局はオヤジの一言で決まった名前・・・本当の?名前は“ジョン万次郎”でした。でも、人前で呼ぶのは恥ずかしいから、通称“ジョン”になったのです。
それから。。。
足腰を強くしようと、“ここまでおいで~”とチビジョンを走らせて・・・耳をペコペコ揺らしながら私だけを見て走って来たジョン。
夏はかき氷を、冬は肉まんを分けあって食べて。
気分が塞ぐと日向ぼっこをしているジョンの傍らに佇んで取りとめのない事を話し掛けて。
散歩をしながら私が泣いていても、飄々として歩いているジョン。
車のエンジン音を覚えて、私がどんなに遅く帰宅しても・・・目をしょぼしょぼさせながらも・・・小屋から出てきてお座りをして迎えてくれた。
売られた喧嘩は買うけど、負け知らずだった。2匹から同時に踊りかかられてもちゃっちゃっと片付けて、思わず「よし、それでこそうちの犬だ」何て私の方が仁王立ちしちゃったり^^;
用がない時に小屋を覗きこむと、きょとんとした顔で見詰めいていた。
私の脇の下に潜り込んでジタバタするのが好きだった。
たくさんのたくさんのジョン。。。
最後は、私が目を離したほんの10分の間に息を引き取った。
10分に後悔している私に、ひろちゃんが言った。
「犬や猫って、死に様を見せたがらないって言うでしょ?ジョンはゆうちゃんに最後の姿を見せたくなかったんじゃないかな。余計に悲しくなるから。きっと、おねえちゃん一人にしてくれてありがとう、そっと逝くよって、ゆうちゃんが離れた時を選んだんじゃないかな」
それでも、涙は止まらなくて。
泥だらけで鼻水を流しながら亡骸を抱きしめていた。まだ温もりが残っているのが、良かった様な残酷の様な。
ひとしきり泣いてちょっと落ち着くと、ひろちゃんがいつも子供達に話す口調で・・・
ひ「毎日朝と夕方と2回散歩に連れて行ってもらえた」
ゆ「うん」
ひ「毎日2回、美味しいご飯も食べさせてもらえた」
ゆ「うん」
ひ「いつも具合はどうかな?って気に掛けてもらえて、悪い時には直ぐに病院に連れて行ってもらえた」
ゆ「うん」
ひ「寒い時期には小屋にカーテンを張ったり」
ゆ「うん」
ひ「飼ってもらっても粗末にされちゃう犬も多いのに、それだけで、ジョンは幸せな犬だったよ。そうやって15年も家族でいられたジョンは本望だったよ」
ゆ「うん。・・・もう、私はジョンがいなくても頑張れってことなのかな?」
ひ「ううん。頑張ろうって思わなくていいの。良く言うけど、ジョンはずっと心の中で生きているでしょ。ずっとゆうちゃんと一緒だから、同じゆうちゃんでいいの。無理もしないで。ジョンが見てる場所がちょっと違うだけだよ」
・・・うん。ありきたりの言葉の様だけど、ありきたりに言われる意味が分かる気がした。
そうやって、ひろちゃんに元気付けられ、ちゃんと話せるようになった時、今まで飼った動物は庭などに埋葬してきたけど、さすがにジョンには動物嫌いのオヤジも愛着を感じていたらしく、「●●のペット霊園に連れて行こう」と言ってくれました。
そして、今日。
で20分位の所にあるペット霊園に弔いをお願いして来ました。
オヤジと二人、お線香をたいて手を併せて・・・
最後に棺の中に、好物の一つのチーズを入れてあげました。
本当のサヨナラでした。
お疲れ様、そしてありがとう。
私は楽しくて、幸せを感じさせてもらえた15年だったけど
ジョンは本当に幸せだった?うちに来て良かった?
そう信じたいよ。
ずっと忘れないから、ジョンもずっと見ていてね。
今日のおまけの歌は、嵐の「Beautiful Days」です。
♪夢の中でしか 僕ら 永久にもう会えない♪
♪悲しみを分けあって涙の数減らすより 喜びを分かち合えない方が辛いね♪
とかね・・・
さびしいですね。
我が家の(私のプロフィール写真の子、)も亡くなって
十年は経ちますが、引きずっています。ラムって名前^^
長男は、おばあちゃんが亡くなった時、泣かなかったけど
ラムが死んだ時、号泣でした。(変な比較ですけど(^_^;))
でも、15歳は良く頑張ったと思いますよ^^
逝かせてあげてもいい年齢でもあります。
思いでも一杯、ありがとうだね^^
by ram (2010-10-20 08:44)
私がゆっちさんのブログを開くと、2008.12.19 冬風対策のページからinします。
ジョンの犬小屋にシーツを張っているものです。
ゆっちさんに会いに来た数だけ、ジョンにも会っていました。
寂しいけれど、いっぱいの思い出をありがとうかな。
by やっぴー (2010-10-20 17:58)
こんばんは!
いい思い出になりますように・・・・・
丁度タイミングよく?BGMに聴いていたのが これだったのですが、
http://www.youtube.com/watch?v=CL7VHXt-iVE
ちょっと優しい気持ちになれます。
by やま (2010-10-22 22:32)
ジョンくん、ゆっくり休んでね。。。
by まお (2010-10-24 21:40)
ramさん。
ありがとうございます。
そうですね、ramさんも悲しい思いをされていたのですよね。
お孫様は、身近に過ごした存在だったので、お婆様の時より号泣されたのでしょうかね^^;
のんの将軍様は、初めての“死”の直面に、ピンと来なかったらしくて、暫くはポヤンとしていましたが、結局「死ぬって、悲しいんだね」と一言言っていました。
そうですね、15年、大きな病気もせず頑張ってくれたのですから、そろそろ休ませてあげた方がいいですよね。
たくさんの思い出をありがとう!・・・この一言に尽きるのかも知れません。
by ゆっち (2010-10-30 00:28)
みちるさん。
ナイスありがとうございます。
by ゆっち (2010-10-30 00:28)
やっぴーさん。
ありがとうございます。
ちょうどシーツを張った日からinとになっている・・・素敵な偶然を教えて頂いて、ほろっとしました。
やっぴーさんの心の中にも思い出を刻んで頂けて、ジョンも幸せ者です。私も嬉しいです。
by ゆっち (2010-10-30 00:34)
qoo2qooさん。
ナイスありがとうございます。
by ゆっち (2010-10-30 00:35)
爆弾小僧さん。
ナイスありがとうございます。
by ゆっち (2010-10-30 00:35)
やまさん。
ありがとうございます。
BGM、早速聴かせて頂きました。
初めて聴くバージョンですが、仰る様に優しい、和んだ気持ちになりました。
本当にたくさんの出来事が“Sweet Memories”です。
by ゆっち (2010-10-30 00:41)
まっきーさん。
ナイスありがとうございます。
by ゆっち (2010-10-30 00:42)
まおさん。
ありがとうございます。
そうですね、今頃は、天国で長年の疲れを落として、ほっと一息ついていると良いと思います。
by ゆっち (2010-10-30 00:43)
そうか、ジョン君、天国に召されたんですね。
ゆっちさんにとって、つらい別れですが、
これまでジョン君にもらった心と勇気を大事にしてね。
我が実家でも、5年ほど前に飼い犬を亡くし、
やっぱりペットの火葬場でお骨にしてもらいました。
今、ゆっちさんに喜んでもらえそうな美味しいお酒、
新しい職場の近くで探しています。お楽しみにね!
by chiwarin (2010-11-05 21:18)
chiwarinさん。
ありがとうございます。
今頃は天国でゆっくりしていると思います。
はい、ジョンにもらった勇気、たくさんの事、大事にして活かして行きたいと思います。
chiwarinさんにはいつも新しい楽しみを頂いて、父共々本当に感謝しています。遠慮なく、楽しみにさせて頂きます(^^♪
by ゆっち (2010-11-16 00:07)